放射線技師の国家試験合格率と年収について

放射線技師は国家資格であるため、国家試験に合格しなければ仕事をすることができない。だからといって、誰でも国家試験を受けられるわけではない。国が指定する養成学校で3年間、或いは大学の診療放射線学科で4年間(短期大学の場合は3年間)学んで所定の単位を取得することで、国家試験の受験資格が得られるのだ。

しかし実際には、定められた授業科目と時間数を上回るカリキュラムを設置する学校はとても多いと言われている。そのため、学ぶべきことが多く、学校生活は想像以上にハードだという声もよく耳にする。国家試験の合格率は70~80%で推移しており、例年2,000~2,500人前後の人が、放射線技師試験に合格しているそうだ。

ちなみに、晴れて国家試験に合格した後は、医療機関に就職する放射線技師がほとんどだ。放射線技師として働く場合は、気になるのがその平均年収だろう。労働省の調査によれば、放射線技師の平均月収は約36万円だった。年収にすると約510万円というわけだ。そして、ボリュームゾーンで見てみると、350~550万円の層が多いが、管理職になれば平均値よりは高くなる。

さらに、24時間急患を受け入れている医療機関に就職すれば、夜勤手当が上乗せされるため、年収もアップ期待できる。ただし、定年を迎えた後、再雇用される場合は給与は下がってしまう。しかし、体力とやる気さえあれば、生涯にわたって働き続けることが可能な点は、とても魅力的だと言えるだろう。