検査や治療で大きな役割を担う放射線技師とは?
エックス線などを使用して患者の体の内側を撮影し、それを画像として処理することで、医師が適切な診断をできるようにサポートするのが放射線技師の仕事だ。しかも、放射線技師が担当する検査は、エックス線撮影だけではなく、CTやMRI、超音波検査などを行うことも少なくない。つまり、放射線技師は、目視では確認できない病変を専用の機器を用いて撮影し、その画像を基に医師が患者の状態を把握できるようにサポートしているのだ。
ちなみに、一般的に多い検査はレントゲン検査だと言われている。撮影箇所は主に、胸部や腹部の撮影だが、骨折を疑う患者に対しては、腕や足をはじめ、様々な部位も撮影する。
それから、CT検査では、エックス線を使用して患者の身体を断面的に撮影をする。心臓や大動脈、肝臓そして腎臓など、主に患者の臓器を明確に診断する時に使用されるようだ。また、MRI検査では、強力な磁石と電波を利用して、脳や脊髄、子宮、そして前立腺などを断面的に撮影する。これらはいずれも検査が目的だが、大学病院や総合病院などでは、放射線を使用した治療をサポートすることもある。>>>仕事内容については、こちらもチェック!
放射線を使った治療では、がん細胞に大量の放射線を照射し、病気の進行を遅らせたり、根治を目指したりする。この治療では、がん細胞のある部位にピンポイントに放射線を照射する技術が求められるため、高いスキルが欠かせない。しかし、検査とは異なるため、やりがいは大きなものとなるだろう。