患者に身近な存在である看護師の魅力
仕事がハードで、心身共に疲労困憊になってしまった時こそ、看護師は自分の仕事のやりがいや魅力を見直してみるべきだ。看護師は、患者と一番接する時間が多い医療従事者だ。ケガや病気を抱えている患者の世話をすることが仕事であるため、ときには肉体的な疲労がたまり、辛さを感じたり、ストレスを感じたりすることもあるかもしれない。しかし、感謝の言葉をかけられることも多いはずだ。患者が回復して退院する時は、担当が自分であったことを誇りに感じることもあるだろう。
また、看護師としての日々の仕事は、自分にとっては何気ない日常の一部でも、患者にとっては非日常であり、人生の中で最も辛い時期であることも少なくない。中には、回復の見込みのない患者もいるだろう。そのような場合は、人生の最期に立ち会う看護師しか学べないこともたくさんあるはずだ。しかも、産婦人科のような診療科では、出産に立ち会う機会もあり、命の誕生や母子の成長を肌で感じることも出来る。そのため、生と死を身近に感じることの出来る職業であり、仕事を通して貴重な経験を積めるのは、看護師ならではの魅力だろう。
それに、看護師という職業は安定感も抜群だ。さらに、働き方の選択肢も多い。病院だけではなく、自分のライフスタイルに合わせて、介護施設や保育施設、一般企業など、働く場所を変えることが可能だ。もちろん、環境が変われば仕事内容も給与事情も異なるが、その分ニーズは高いので、柔軟な働き方も実現しやすいと言える。